まじめなAVプロダクション社長のブログ

AV業界のことを、詳しく語るサイトです

第2回 ウソをつくのが仕事 

さて、今回のタイトルはちょっと刺激的ですね。
我ながらそう思います。
まず言っておきますが、僕はウソをつきません
ただし、これまでの人生において、一度もウソを言ったことがないということではないです。
AVモデル事務所の社長として所属するモデルさんに対し仕事に関わることに関して」ウソを絶対につきません。という意味です。
そしてもう一つ、すべてのAVプロダクションの人がこの意味でウソつきだと言うわけではありません。
中には僕と同じくらい誠実な人もいます。
でも間違いなく少数です。一握りです。なぜか。
それはウソをつかないと商売として成立しないからです。

さて、具体的にお話しします。 超~よくある質問です。、「AVにでたら友達とか親にばれますか」という永遠のテーマのような質問がありますけど、答えは非常に簡単です。
こんなの
当たり前に
ふつ~に
簡単に
ソッコーで
バレます

みなさん、僕は本当に声を大にして言いたいです。
ばれたくないと思っているなら絶対にAVにでてはだめですよ
本当にあっという間にバレますからね。
とくに、あなたが美人だとしたら、一夜にしてばれると思ってください。
AVバレについてはこれから、ことあるごとに詳しく説明しますが、ここでは一番良い例を一つだけ書いておきます。


人気AVモデルの「紗倉まな」さんという人がいるんですけど、このモデルさんは高専高等専門学校)に通っているときに18歳でAVモデルになったんです。
紗倉まなさんのデビューは2012年ですから、もう5年前になりますね。
今では紗倉さん小説を書いたり、テレビなんかにも出てますのでもうタレントさんですけどね。
さて、その紗倉さんは「自分のAVが発売された翌週にクラスの男子にバレた」と言っています。DVD発売の翌週というと、発売の数日後ということですからね。バレるにしても早いほうですが、AVバレは時間の問題である、ということをしっかりと覚えておいてください。

yukiumaoka.hatenablog.com


さて、今回のタイトル「ウソをつくのが仕事」ですが、誰が誰に対してウソをつくかというと、AVプロダクションのマネージャーとか社長とかが、AVモデルさんに対してウソをつくという意味です。
それが簡単にわかるのが、AVプロダクションのホームページです。
グーグルで「AVモデル 募集」と入れて検索してみてください。
いくつかのAVプロダクションがヒットすると思います。それをよく読んでみてください。
いろいろと魅力的なことが書いてあると思いますが、いちばんわかりやすいので、このバレの点に絞ってお話ししますね。

このAVプロダクションのサイトの中で「バレたくないんですけど大丈夫ですか」とか、「AVに出たらバレますか」というところがあると思いますのでそこをじっくり読んでみてください。
おそらく、大抵は「大丈夫です、簡単にはバレません」などと書いてあります。
僕は「100パーセントバレるので覚悟してください」と言います。僕の考えでは逆にバレないほうが不思議です。

それに対して、大抵のAVプロダクションは、

「絶対にバレないとは言えませんが、ほぼバレない」とか

「気をつければ大丈夫」とか

「絶対にばれない方法を知っているから安心して」とか

「ばれても大丈夫な方法がある」とか

とにかくいろいろなことが書いてるかもしれません。

また、中には手や足だけのパーツモデルとか、下着姿(パンチラ)だけのモデルとか、なんだかセックスしなくてもいいような意味の募集もたくさんありますね。

どうやら女の子はこの手の広告に弱いらしいんですね。たぶん、裸にならないでも裸になる仕事と同じくらい高額な給与がもらえる感じが魅力的に映るのだと思います。

でもそれらは大抵はウソです。本当にそんなモデルを募集しているAVプロダクションなんてありません。
だってそんな仕事ないんですから。

そんな募集につられて行ってみると、間違いなくこんな風に言われます。

「もっといい仕事がありますよ。何倍もお金がもらえますから、やってみません?」 「大丈夫です。ちょっぴりハードですけど、男優さんもイケメンですし、監督さんも やさしいんです。とっても楽しいお仕事ですよ」

「うちの子でバレた子はほとんどいませんからね」
「ほかにも大勢の女の子がこの仕事して、こんなに稼いでいます」

などなどと。

最後には「こんないいお仕事があるのに、どうしてやらないの?」なんて口説いていくわけです。


そうやって何とかAVに出演させようと懸命にがんばるわけです。実は最初からAVに出演させるのが目的なんですね。
僕が声を大にして言いたいのは、「みなさん物事を普通に考えてみてください」ということです。「手のモデルなどといった簡単な仕事で、そんなに簡単に大金がもらえるなんてちょっとおかしくないですか」 という素朴な疑問を持ってほしいと思います。
たくさんお金がもらえる仕事は、それなりに理由があります。普通に考えればすぐにわかることです。でも、特に何か欲しいものがあって、お金がほしいと強く感じている若い女性は、ノーリスクで簡単にお金を手できる仕事があると言われると、つい相手の言葉をそのまま疑うことなく信じてしまうんですね。これは、心理的にそういうことを信じたいという気持ちと、社会をまだよく知らないという経験の不足が、そうさせてしまうのだと思います。
 そして、もう一つ、相手の立場、自分の立場をよく考えてほしいということです。例えばですけど、こんな状況を考えてみてください。
あなたは、とても美人でスタイルも良く、男性からとても好かれる女性だとします。
あなたがAVに出たら、そのDVDは相当売れることでしょう。そんなあなたがAVプロダクションに面接に行って、こうたずねたとします。
「私は彼氏もいるし、両親もいるのでAVにでても絶対にばれたくないんですけどだいじょうぶでしょうか」と。
そこで面接をした社長が「う~ん、AVはね、ほどんどバレるんだよ。特に君はかわいいからすぐに人気出るだろうから、この仕事をバレないでするっていうのは無理だね。ばれたくないならやめたほうがいいよ。」と言うと思いますか?
ぜっ、ぜっ、ぜ~ったいにこんなことは言いません。大抵は「だいじょうぶ、安心してね。ばれないような仕事があるからね。」とやさしく語りかけることでしょう。そんなの当たり前です。だってバレると言っちゃったらそこで面接は終わりますよね。ここでウソをついてでもあなたを説得することができれば、その社長には大金が転がり込んでくるんです。どれほどの大金かというと、それはそのモデルさんによるんですけど、おおざっぱに言いますと500万~2000万程度と思ってください。


AVに興味があっても、ほとんどの女性はバレるのはいや、と思っています。こっそり、簡単にお金がかせげるならいいかな、くらいの人が多いのです。そんな気持ちをAVプロダクションのほうは、よ~くわかっているんです。
そんな彼女たちに、実際には、ほとんどバレてしまうという現実を言ってしまうと、全員が「じゃ、やめておこう」となってしまうに決まっています。だから、絶対にばれないと思わせないと、この仕事は成り立たないのです。もちろんAVプロダクションのほうも絶対にバレないとは言いません。そんな風に言ってしまうと、逆にウソっぽくなるからです。
だから、「ちょっとくらいバレる可能性はあるけど大抵は大丈夫」などと、言うんです。でもAVプロダクション側では、最初から心の中では、どの程度の確率でバレるかはもうわかっているんです。
面接するほうも「あ~、この子だったらあっという間に人気出るわ」と、一目見た時からわかるんですね。そういう意味では彼らはプロです。


だから、面接時にAVプロダクションの担当者が考えていることは、ずばりお金です。
あなたがAVに出たら出演料はいくらくらいで、あなたにこれだけ渡してこれだけ残るなという算段が渦巻いているんです。
もちろんですが、あなたなら、あっという間に話題になって、2週間もすれば誰かにバレるだろうし、半年もしたら家族にも知られてしまうだろうと見当はついてるんです。
でも「大丈夫だよ、心配ないからね ♪」と言うしかないんですね。 
さらに、実は面接のときに、こんなことまで考えているんですよ。この子の親はしっかりしてそうだから娘がAVにでたと知ったら、きっと弁護士を雇って、その弁護士から連絡があるだろう。そう考えると半年程度しかあてにできないな、なんてことまで考えながら面接しているんですよ。 


AVプロダクションで食べていくのなら、ほとんどの人がこういう考え方になります。
これが「ウソをつくのが仕事」という意味です。  


一方、多くの女性にとってAVとか風俗とかそういう世界は、実際に仕事をしてみるまではよく知らない世界です。だから、ちょっと適当な理由をつけて説明されると「そんなもんなんだろう」と簡単にだまされてしまうのは、しかたのないことなのかもしれません。 
だから僕は女性が、上手に世の中を生き抜くには男性の心理とか男性特有の社会の仕組みを少しでいいから知っておくべきだと思います。


さて、次回はちょっとこのバレの問題をもう少し具体的に考え、さらに僕なりの考えを加えて、わかりやすくお話してみようと思います。