まじめなAVプロダクション社長のブログ

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第14回 AVに出たことが周りにバレたときに考えてほしいこと

このブログの記事で最もアクセスが多いのが第5回のブログです。タイトルはずばり「AVに出たことが周りにバレたら、どんなことが起きるか」でした。

で、今回はその続編を書いてみたいと思います

まず最初に、今回はAVに出てしまったことがバレてしまって、とても後悔している女性に対して書いてみようと思いました。このブログを読むことで少しでも心が軽くなってもらえたら僕にとって、それにまさる喜びはありません。

さて、バレないと思ってたけれど、どういうわけだかすぐにバレてしまうのがAVモデルという業界です。なぜそんなに簡単にバレるのかについては

production2017.hatenablog.com

に書いた通りですが、バレてしまったらどうしたらよいのでしょうか。

まず、撮影は終わったけれど、まだ商品が世に出ていないというケースを考えてみます。つまり商品がまだ発売されていないケースです。この場合は商品の発売をメーカーに取りやめてもらうことができる可能性があります。とくにモデルさんが未成年であった場合はおそらく大丈夫でしょう。未成年は契約の取り消しという権利が与えられているので撮影をしてもその撮影契約自体を取り消すということが可能です。もちろん受け取ったお金は返さないといけませんが、それ以上の負担はする必要はないのです。また受け取ったお金を使ってしまっていたらそれはそれで構いません。例えばモデル代金として30万円を受け取ったとして、それを遊びで使ってしまっていたとしたらその30万円を返す必要はないのです。もしその契約取り消しのために30万円をかえさないといけないとしたらこの法律の意味がなくなります。未成年は法律では手厚く保護されているのです。ただこの手続きを自分でやるのはむつかしいと思いますので弁護士に相談するのがよいでしょう。

モデルさんが未成年ではない場合は、このような一方的な契約の取り消しはできません。しかし最近ではAV強要問題が社会的な関心を集めていますので、やっぱり気が変わった、などということでも交渉する余地はあると思います。というのも大抵のプロダクションは「バレないから安心して」などとウソを言ってモデルさんを口説きます。今はAVはバレないことのほうがめずらしいので、「バレるとわかっていたら出なかった」という理由でも十分なわけです。おそらく裁判になれば裁判官はモデルさんの主張を支持することでしょう。そういうことにメーカーは敏感ですから弁護士がでてきて面倒なことになったということになれば、その撮影画像をあえて商品にするようなことはしないと思います。その代わり受け取ったモデル代金は返還することになります。

さて、もし出演した作品がすでに世に出てしまって、すでに取り返しがつかない状態になった場合はどうすればよいのでしょうか。バレないと思って出たけどバレてしまったというときには精神的な動揺は相当なものになります。中には死んでしまいたいというほどに悩む人もいます。

 

 大抵の場合がこのようにすでに取り返しがつかないケースなんですけれども、本当にこれはその場に身を置いた女性にしかわからないと思います。僕は男ですから、実際にはこの女性たちの苦悩というのは本当にはわからないと思っています。彼女たちがどれだけ悩み、苦しんだかというのは想像するしかないんですね。

次回に続きます